携帯対応です
このブログは携帯電話にも対応しています。 QRコード

Archive for 3月, 2009

さぁ、今日からは樹齢約120年(以上)の、大イチョウの土壌改良工事です。

これが、太田小学校の大イチョウ。
樹高は約16m、枝張りは狭い方向で15m程。大きいです。
根元周りはグラウンドのため、踏圧障害で非常に強く締め固まっています。根系の発達を促進するために改良します。
さぁ、取り掛かります。

当初は、煤斑病(すすはんびょう)が発生しているイチョウの殺菌剤散布ができないか、というお話でしたが、国の定める農薬散布指針をもとに、生徒や近隣、第三者等への影響を最小限にとどめる方法を検討した結果、「薬剤散布は無理」。

ということで病害に耐えうる樹勢を目指すために、根元周辺の土壌改良作業と枝払い作業を行います。

まずは、土壌改良範囲。
改良範囲をマーキング。白い線で囲ってある範囲を改良します。
改良に先立って、左上に写っているベンチを移動させます。

ベンチの基礎部には、細根が束生しています。
樹木の根元付近は、基盤が水積土(円礫を含む砂土)のうえ、グラウンド用途で踏み固められて(踏圧)いて非常に通気性が悪くなっています。
一方、ベンチの基礎部は踏み固められにくいものですから、土壌は比較的柔らかいまま。
なので、細根(吸収根)が酸素を求めて基礎部の地表面すれすれまで上がってきています。

改良の方法はいたって簡単。
根の周りを、太い根を出来るだけ傷つけないよう、土を掘り上げていきます。
重機で細かく掘ることは無理なので、当然人力作業です。
簡単なんですが、とにかく根気勝負です。
今回は計画通り深さ30cmまで掘り下げます。

掘り下げた後は、掘り上げた土に「土壌改良材」を混合して埋め戻しますよ。

つづく。

とあるお客さんからの依頼で、松枯れの原因「マツノザイセンチュウ」を、枯れたマツから分離して採取しました。
今回は「写真」だけではつまらないので、「動画」も撮ってみました。

マツノザイセンチュウ(動画)(wmv画像、約700kb、20秒)
動画中でゆっくりと動く、長さ1mm以下の小さくて細いのがマツノザイセンチュウ。
動かないのはゴミやホコリです。

先日の日曜に、
「住宅メーカーが作った、コンクリート基礎で出来たプランタガーデンに植えられた高木樹木の枝枯れが多いので、注入活力剤を使用したい」
とのお問い合わせを頂きましたお客様がおられました。

その後のご連絡を頂けませんので、ご覧いただけていたら良いのですが、この場にて別途ご提案を差し上げたいと思います。

とはいうものの、この症状は最近の新築住宅外構によく見られる症状ですので、気になる方はどうぞお読みくださいね。

続きを読む...

全文検索