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Archive for the ‘お仕事日記’ Category

今晩のお仕事は、植樹保険申請のための直接工事金額の計算。
「植樹保険」??
一般の方には耳慣れない保険ですが、私たちのような造園屋さんには時々必要となってくる保険です。
植えた木々は目を掛け気を配り枯れないように心がけるのですが、それでも夏場の渇水他諸条件で枯れてしまう場合があります。
植樹金額の15%以上が枯れた場合に、それを超える分が保険会社から支払われるというシステムです。
加入条件は、植樹金額が50万円以上の工事です。
例えば植樹工事費100万円の場合、20万円分の枯れ損が出た時には15%(15万円)を超える5万円が、保険会社から支払われます。
小規模工事にはあまり利用しませんが、先日行ったような植樹のみで1,400万円を超えるような大規模工事の時には、本当の意味での保険として加入しています。
加入についてのお問い合わせは(財)都市緑化基金へどうぞ。

1月に入ってからは比較的暖かい日が続いています。
でも冬真っ只中
まだまだ2ヶ月位は寒い日が続くんでしょうね。
さて今日、秋にサクラを植えられた方から質問を頂きました。
「来春の開花は早いの?遅いの?」

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今日、多治見市のとあるタイル工場へお邪魔しました。
そこで見たのが、恐ろしいほどの
在庫の山!!
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長年の仕事の結果に出来てしまった在庫の山だそうです。
どうでしょう・・・倉庫面積は1,000平米以上あるでしょう。その中がすべて
動かない在庫!
これは商売人としては本当に怖いことです。
だって、作業場所が狭くなってしまう上に、売れずに残った製品が財務上の資産として計上されてしまうんですよ!
この在庫、とにかく「タダでいいから使ってください!」との声。
同じ商売人として聞かなかったフリは出来ません。
今日、私の知りえる範囲の建築施工業者さんに声を掛けています。
「使えるものはタダで持って行って!」って。
動かない在庫とはいえ、世界最高品質の「日本製」タイル。
凍結融解試験、吸水試験、滑り性試験、含有物の分析試験などなど、日本製を日本で使ってもらうための厳しい品質基準をクリアしてる製品。
日本製は中国製他外国製など目では無いです。品質は比べ物にならないんです!
これほど良い製品が産業廃棄物として廃棄されてしまうのは残念です。
日本のものづくり精神に反していると思います。
良いものは「何らかの方法」で認められて、使われるべきです。
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製造屋さんが「タダでもいいから使って欲しい」、また施工屋さんは「良いものを安く使いたい。
ここにはお客様へ「良い製品」を「より安く」提供する方法がありそうです。

樹木の生命力には、本当に驚かされることがあります。
「痛い!」なんて訴えることも無いですし、適切な飲み薬や塗り薬があるわけでもないので固有の治癒力なのですが、それでも「自己回復能力」があるのには今更ながら感心します。
傷を負った直後の様子。
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かなりの広範囲に樹皮が剥がれてしまっています。放っておくと根元が腐ってしまう可能性が・・・
で、3年後の様子。
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樹皮の再生が進んで、傷口が小さくなっています。治癒力って凄いですね。
細胞分裂の妙技には、本当に驚かされます。
でも、傷が付いたまま放っておいても直りません。
放っておくと、むき出しの木質部がどんどん
腐ってしまいます
少しだけ手間を掛けて傷の治りを早くするのが、私たち人間が出来る最善の処置です。
早めに見つけて、早めに処置する、人間の病気や怪我と同じです。
造園屋さんの仕事は単に木を植えるだけではない、木々の健康管理も造園屋さんの仕事・使命だと思っています。
現在までに作られた緑地緑化を如何にして維持していくか、また今までの緑化の問題点を洗いなおして、次の時代には従来よりも「より良い」緑化を築くことが、造園屋さんのこれからの仕事ではないかと思っています。
でも、手間代ばかりで材料仕入れの無い仕事を嫌う業者さんが多いのも、残念ながら事実なんですよねぇ・・・

昨日は、可児市から頂いた工事の完成(竣工)検査がありました。
検査といっても殆ど「不合格」になることは無いんですね。これが。
工事の段階ごとに、発注者さんが規定する規格に合格しているかどうかの測定検査を行っていますから、完成(竣工)検査の時点で
「× 不合格」
ってことは無いのです。
道路工事なんかで黒板を使って写真を撮っている検査。見たことありません?
s-RIMG5571.jpg

じゃぁ、なんで完成検査?
税金で工事を発注している側の責任として、部分的な抜きとり検査を行って、受け入れる確認を行っているんです。
条件は、発注内容=完成内容です。
(発注内容≠完成内容では、受け取れる筈がありませんよね)
一般の方々には意外と知られていないんですが、役所他公共機関が発注する仕事は、現場が出来ているのは当然ですが、それ以上に「書類」がきちんと作られて揃っているか、こちらも大きなポイントです。
これがまた結構な量で、場合によってはダンボール一箱くらいは必要になります。
書類が揃っていないと、
現場を受け取ってもらえません。
完成検査の日程も決めてもらえません

現場もさることながら、書類作成にも相当な時間・日数を費やさなければならないんです。
現場も書類も毎回きちんと作っているんですが、いざ「検査」っていう言葉を聞くと、ちょっと
緊張・・・
してしまいます。

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