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昨今の停滞したデジカメ市場の中で少し明るい話題のオリンパス・ペン E-P1。
そんな中、先日7月30日に元祖Olympus Penの開発者、米谷美久(まいたによしひさ)さんがお亡くなりになられました。ご冥福をお祈りします。

オリンパスペンは昭和34年(1959年)、「6,000円で売るカメラ」という米谷ismをコンセプトに設計開発されたカメラで、その完成度の高さからプロのサブカメラとしても使われたようです。

右:Olympus Pen-s2.8 昭和38年(1963年)製造
左:Olympus Pen EES 昭和39年(1964年)製造

さて、デジカメ家電はもちろん存在しない当時のカメラはとても貴重品で、例えばNikon F_50mmF2付き(1959年発売)が、当時の価格で61,700円です。

ちなみに、当時の物価指標としては、
・「大企業」の初任給が、大卒で13,300円、高卒で 8,730円、中卒で 5,830円、
・「中小企業」の初任給、大卒で11,980円、高卒で 7,280円 、中卒で5,090円
(労働省「学校卒業者の初任給調査」)
・「零細企業」の中卒男子で3,963円/月
(労働省「毎月勤労統計調査特別調査」)

そんな時代の中でオリンパスペンが目指した「売価6,000円」のカメラは決して安くない値段ですが、結果として庶民がカメラを持てるという「閾値(しきいち)」を下げる一大改革を成し得たのです。
その後も米谷ismを汲んだPenシリーズが何種類も発売されました。

写真のOlympus Penは、我が家の現役。
製造から45年たった今でも大事に使ってますし、セレン素子(露出計)も完全に動作してます。
使い捨てや製品短寿の短い道具が多い中で、持つ楽しさと使う楽しさという「本当の価値」を持つOlympus Pen。
日本のモノづくりの原点を見ているようで、逆に今の時代に欠落した心意気を感じさせてくれます。

出典:
オリンパスの歩み http://www.olympus.co.jp/
厚生労働省 労働白書 中小企業の賃金動向 http://www.mhlw.go.jp/

One Response to “米谷ismに敬意(Olympus Pen)”

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