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取引頂いている銀行さんの「青年経営者クラブ」主催の産業視察。DHC名古屋、ノリタケの森、中日新聞本社の3か所です。
普段の仕事と関係が無い、それでいて規模の大きなものを見に伺うのはとてもワクワクします。
ボーッと見て歩くのは嫌いなので、私にとって知らないモノを見て歩くのは頭の体操を兼ねた気分転換です。

まずは名古屋駅東地区一帯のビルや地下街の空調を担う「DHC名古屋株式会社」のエネルギーセンター。
そのすごい施設は、JR名古屋駅前のミッドランドスクエアという高層ビルの地下5階。
蒸気管
冷房は商用電力、暖房は都市ガスを使って、大規模な空調が組まれています。
それぞれのビルや地下街で空調システムを構築するよりも、大規模な1つのシステムで全てを賄ったほうが効率的なんだそうです。

冷房空調用の大きな冷凍庫は約30GJ/h(1時間当たり30ギガジュール)の出力、一般家庭換算で1万戸程の能力だとか。
熱量の単位「J(ジュール)」、単位がデカすぎてピンときません。
そんな大きな冷凍庫が、大小あわせて6台も。その動力は「蒸気熱」だそうです。へぇ~。
冷凍機

こちらの冷凍機は小さな約10GJ/hだそうで、急激な需要にはこのターボ冷凍機が活躍するそうです。
こちらは商用電力で動かすそうです。
ターボ冷凍機

空調の送水管内部が錆びないよう、通常は循環水に薬液を投入するそうですが、薬品コストを省くために循環水に含まれる空気を抜く機械を付けているそうです。
さらに、貯水槽の水面には丸いボールを一面に浮かべて、水槽表面と空気の触れる面積を少なくしているんだそうです。へぇ~面白い!
ファインボール

都市ガスを使った2000kwの発電機2基で、ミッドランドスクエアの電力を賄っているそうです。
この後ろには巨大な排熱ボイラーが付いてて、その排熱を暖房や冷凍機の動力に利用しているそうですよ。
発電機2000kw

こちらの発電機は約300kwで、このセンター内で使う電力用だそうです。
こちらの排熱も暖房用に使うそうです。
発電機300kw

ここで作られた蒸気熱や冷却水は、それぞれの配管を通って目的の場所まで送られます。
送水管

いゃぁ、普段絶対に目にすることのないプラント。
何を見ても「へぇ~」しかないけど、見えないところで行われている「すごいこと」に驚かされました。

午後からは中日新聞本社。
ここでは新聞作りの一端を見させて頂きました。
中日新聞本社

地下2階では、第何版かわかりませんが夕刊の印刷まっただ中。
夕刊のためかフルパワーではないそうですが、10数台の高速輪転機がものすごい勢いで印刷してました。
本社の印刷工場だけでも、1秒間に40部程の新聞が出来上がるそうです。
輪転機で刷られた各ページは、自動的に束ねられて折られて、自動的に行き先ごとに梱包されて、自動的に伝票を付けられて、地上のトラックセンターへ運ばれていきます。
発送フロア
毎日朝に届く新聞は、真夜中に刷られて配達店に運ばれていくわけですから、記者の方々、印刷所の方々には本当に頭が下がります。

いやぁ、今回はとても面白いものを見させて頂けました。
いい息抜きになりました。

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