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道路の中央分離にある雑草を生えてこないよう処理するお仕事です。
「ガザニアン・クイーン」という花植物を植えて、大きなケヤキの根元が雑草で覆われないように処置します。

ガザニアンクイーン

この苗は知的障害授産施設で生産されています。
社会保障費が減らされる中、運営費の一助にと生産されているそうです。
当社は愛知県西尾市の社会法人くるみ会、西尾作業所さんから仕入れました。
苗の様子は日本セルプセンターのホームページをご覧ください。

さて、作業前の現地は...雑草生え放題で荒れてましたよ。

完成の様子。
ガザニアン・クイーン

作業前はササ系の雑草、ドクダミ、その他いろんな草で覆われてしまっています。
大きなケヤキは美濃加茂市の保存指定樹です。
道路の中央部、とても目立つところですから、綺麗にしておきたいもの。

施工前

今回は「ガザニアン・クイーン」を植えますよ。
品種的にはガザニアなんですが、品種改良によって成長が早く、広がりも早いのが特徴。
ガザニアン・クイーンを一面に生育させて、雑草の種を寄せ付けないようにしよう、というのが目標です。
ガザニアン・クイーン
国土交通省新技術開発登録(NETIS)ナンバー:SK-980039、登録済みの工法です。

今回は先ず除草作業から。
ササ類の根は非常に強いですから、表層の土と一緒に根も取り去ります。
除草の工程を丁寧にしないと、再びササ類が生えてきちゃいます。
除草と表層土撤去

比較的乾燥にも強いガザニアンですが、場所が大きなケヤキの枝葉の真下なので、降雨に当たりにくいんです。
肥料入り保水剤「テラコッテム」を混合して、雨に当りにくくても水分供給がなされるようにしておきます。
土壌改良材と保水剤

道路面と同じ高さに土を盛るわけにはいきませんから、周囲に15cm程の高さの枠を作ります。
枠の隙間から土が出て行かないよう、透水性のあるシートを取りつけます。
土留枠

植える間隔は40cm間隔。割り付けしてから植えていきます。
メーカーさんのお話では、成長が速いから詰めて植えなくても良いそうです。
植える本数が少なくて済めば、施工費も少しはお値打ちになりますしね。
均等に植付ます

ガザニアンクイーン

雑草の成長はとっても早いもの。
ガザニアンの広がりが少ないうちは、雑草の種が土に落ちて発芽してしまいます。
雑草の繁茂と水分の蒸発を防ぐため、地表面に「マルチング」を施します。
小さく砕いた樹皮のチップを敷きならします。
マルチング敷均し

雑草を抑えることができて、且つお花がきれいに咲きそろうのなら、とてもいいですね。
どのくらいの効果があるのか、とても楽しみです。

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