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樹勢が弱る原因の一つに「腐朽(腐る)」ことが挙げられます
太い枝を切った後には、切口が腐朽するのを防ぐため、
切口保護剤
を塗布します。
paste.jpg
保護剤は大きく分けて「殺菌剤」系と「人口樹皮」系があります。
中身は、どんなもの?・・・


当社が使う殺菌剤は、トップジンMペーストです。
http://www.suetake-ls.co.jp/goods/material/index.html#4
nor_topdi.jpg
品種改良した果樹など、木質部が腐朽しやすい樹木の切口に塗布して、腐朽菌の繁殖を抑えます。
購入時点では鮮やかな「カラシ色」。塗布するととても目立ちます。
ですからチョット手間をかけて「暗色」に仕上げています。
bk_topdi.jpg
こうすれば、塗布箇所が目立ちません。もちろん薬効も下がっていません(当社検討)。
人口樹皮はデンドローサンを使います。
http://www.suetake-ls.co.jp/goods/material/index.html#3
clr_dend.jpg
こちらは殺菌効果ではなく、木質部を固い皮膜で覆うという、樹皮としての効果で使用します。
購入時点で暗緑色ですから、こちらは色調整が必要ありません。
注意点は水に溶けないこと。つまり洗っても暗緑色が落ちません。
太い枝の剪定跡は、人間に置き換えれば「切り傷」や「擦過傷」のようなもの。
重症ではないですが、適切に処置してあげましょうね

2 Responses to “枝の切り口保護(腐朽菌の繁殖防止)”

  • 末武智博@末武造園:

    PASS: 33a902773d1b4dc31947dff12966bdfa
    がじゅさん、こんにちは。
    木の傷も人のそれと同様、早期発見~早期処置が肝要です。
    トップジンは殺菌剤で「農薬」ですから、腐朽しやすい状態の抑制に使います。例えば果樹や改良品種モノの時。
    デンドローサンは樹皮の代わりと考えてますので、健全な木質部の保護にと使い分けています。
    トップジンの「色を変える方法」は、「お問い合わせはこちらから」で連絡ください。こっそりお教えします(^^)

  • がじゅ:

    PASS: 8385059d75e7a21542c20211ae0ad157
    [絵文字:i-238]末武さんっ[絵文字:i-260]゛ぉ久しぶりです[絵文字:i-179]
    毎日お仕事おつかさまです[絵文字:i-228]
    造園は今が一番忙しいですね[絵文字:i-229]最近、とっても忙しくて一週があっというまです[絵文字:i-240]「はっ!?」っと気がつけば、梅の花が咲いてました[絵文字:i-267]
    最近、街路樹を調べる機会があって、気付いたのですが結構車がぶつかって出来た傷って多いんですね。ホムペの方で樹皮修復の写真を見せていただきました。「ひどい傷だな」と思ったのですが、それぐらいの傷がついた木が多かったです[絵文字:i-241]処置もしていないし、見ててとても痛々しかったです。もっと、人が気付いてあげなければいけないですね。。
    質問なんですが、「殺菌剤(トップジン)」と「人口樹皮(デンドローサン)」は使い分けてるのですか?軽い剪定程度の傷はトップジン・、ひどい傷はデンローサン・・みたいな感じで。
    人口樹皮を塗る前に殺菌剤も一応塗るんですか?
    トップジンに何を混ぜて暗色にしてるんですか?(もしよかったら参考に教えていただきたいのですが・・・)
    質問攻めでごめんなさい[絵文字:i-230]長くなってしまって、それもごめんなさい[絵文字:i-260]

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