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Posts Tagged ‘木のこと’

「ナンジャモンジャ」といわれている、正式名称「ヒトツバタゴ」の花。
今が最盛期のこの木の花、まるで雪が降ったように白い花が枝先に多く咲いています。

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うちの苗畑のサンシュユが、例年より少し早くて丁度今満開です。
いつもなら3月20日過ぎから3月末頃まで咲いているんですが、今年はちょっと早いようで。
そうそう、サンシュユもソメイヨシノ(サクラ)と同様、葉よりも花が咲きに展開するんですよ。

で、サンシュユの足元あたりには...

シイタケの菌を打ち込んだ「ほだぎ」(径10cm位のコナラの原木)を組んでます。
今年は雨がよく降って更に暖かいので、先々週頃から顔を出し始めてます。
今日は傘の大きさが5~8cmのが10個程採れました。
今から夕方まで天日に当てて、今晩の鍋にていただきます!!

菌を打った時のほだぎがあまり乾燥していなかったのか、いずれにしても状態があまり良くなかったんでしょう、菌を打ってからシイタケが出始めるまでに2年も掛かっちゃいました。
まぁ所詮は遊びの延長ですが、いい勉強になりますねぇ。

(昨日の続きから)

掘りだした土(現況土)に、土壌改良材を3種類混合しますよ。

まずは、有機質系土壌改良材。

さらに...

 この有機質系土壌改良材は、広葉樹皮堆肥(バーク堆肥)に、土中有用微生物を混合して発酵させた、樹木の根系発達に順応した改良材です。これくらいに細かく熟したバーク堆肥は、さすがにホームセンターなどでは見かけませんね。

つぎに無機質系土壌改良材。
これは汚泥等を高温で炭化させたもので、いわゆる「炭」の良いところを利用する資材です。
炭は微細な孔が多くある「多孔質」素材なので、通気性や保水性、保肥力を作るのはもちろん吸着性も確保できるので、例えば肥料分が短時間で溶脱せず緩やかに効くようになります。

さらに、液体の植物活力剤を投与します。
この活力剤には土中有用微生物を多く含みますので、一定量の有機腐植を含む土壌に散布することで土中微生物の絶対量を増加させ、また土中腐植を元にした微生物の活性化を促します。
豊かな土作りには最適です。

上の、有機と無機の袋入り改良材を、掘り上げた現況の土と混合します。
現況の土を捨ててしまって、新たに購入土と改良材を混合して施用するのも方法ですが、残土を発生させると処分費が発生して、さらに購入土の費用が発生します。
上手に改良材を選択使用することで現況土が利用でき、残土処分と新土購入の費用が節約できます。

掘り上げた部分に、混合した改良土を敷きならします。
ふかふかの土はよさそうなのですが、あまり柔らかすぎるのは過剰な保水となることや、不等沈下によって地表面に水たまりが出来てしまったり、樹木本体の支持力低下にもつながります。
機械で固めてはいけませんが、人間の足で丁寧に踏んで、しっかりとした密度に敷均しますよ。

樹木は、どれだけ生育環境が悪くても、自分の意思で移動することができません。
健全に守るのも、枯損に追い込むのもすべて人間の仕業です。
既存の樹木に対する土壌改良は非常に手間のかかる手法ですが、適切に手間をかけてやれば健全に永らえるものと確信しています。

さぁ、今日からは樹齢約120年(以上)の、大イチョウの土壌改良工事です。

これが、太田小学校の大イチョウ。
樹高は約16m、枝張りは狭い方向で15m程。大きいです。
根元周りはグラウンドのため、踏圧障害で非常に強く締め固まっています。根系の発達を促進するために改良します。
さぁ、取り掛かります。

当初は、煤斑病(すすはんびょう)が発生しているイチョウの殺菌剤散布ができないか、というお話でしたが、国の定める農薬散布指針をもとに、生徒や近隣、第三者等への影響を最小限にとどめる方法を検討した結果、「薬剤散布は無理」。

ということで病害に耐えうる樹勢を目指すために、根元周辺の土壌改良作業と枝払い作業を行います。

まずは、土壌改良範囲。
改良範囲をマーキング。白い線で囲ってある範囲を改良します。
改良に先立って、左上に写っているベンチを移動させます。

ベンチの基礎部には、細根が束生しています。
樹木の根元付近は、基盤が水積土(円礫を含む砂土)のうえ、グラウンド用途で踏み固められて(踏圧)いて非常に通気性が悪くなっています。
一方、ベンチの基礎部は踏み固められにくいものですから、土壌は比較的柔らかいまま。
なので、細根(吸収根)が酸素を求めて基礎部の地表面すれすれまで上がってきています。

改良の方法はいたって簡単。
根の周りを、太い根を出来るだけ傷つけないよう、土を掘り上げていきます。
重機で細かく掘ることは無理なので、当然人力作業です。
簡単なんですが、とにかく根気勝負です。
今回は計画通り深さ30cmまで掘り下げます。

掘り下げた後は、掘り上げた土に「土壌改良材」を混合して埋め戻しますよ。

つづく。

とあるお客さんからの依頼で、松枯れの原因「マツノザイセンチュウ」を、枯れたマツから分離して採取しました。
今回は「写真」だけではつまらないので、「動画」も撮ってみました。

マツノザイセンチュウ(動画)(wmv画像、約700kb、20秒)
動画中でゆっくりと動く、長さ1mm以下の小さくて細いのがマツノザイセンチュウ。
動かないのはゴミやホコリです。

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